InsurTechのニュースを調べていると、「Plug and Play JapanのInsurTechアクセラレーションプログラムに採択された」という記事を目にする。
「Plug and Play Japan?」「InsurTechアクセラレーションプログラム?」
気になるが、新しいキーワードが多く、よくわからないという読者も多いだろう。そのような中、hokanやSynamonといったInsurTechスタートアップで名前が上がる企業が登場している。
今回は、この記事についてひもを解いていこう。
■Plug and Play Japanはどのような組織なのか?
アクセラレーターとは、直訳すると「加速させるもの」のこと。つまり、アクセラレーターは、スタートアップ企業に対して資金投資し、事業を爆発的に成長させることがミッションである。
Plug and Play Japanは、アメリカのシリコンバレー・サニーベールに本拠を置くアクセラレーター Plug and Play の日本プログラムである。 世界26ヶ所に拠点を置き、全世界240社以上のグローバルな大手企業がパートナーとして参画している。また、毎年400社以上のスタートアップを支援している。
Plug and Play Japanの役割は、Fintech、IoT、InsurTech、Mobilityの4つのテーマをメインに、国内のスタートアップを採択し、パートナーと協力することで、事業サポートを行なっている。
パートナーは大手企業が参加しており、銀行・電機メーカー・生命保険・自動車メーカーと、業界もさまざまである。
■Batch1で国内外のスタートアップ53社を採択
2018年6月20日、Plug and Play JapanはBatch1(バッチワン※1)で、パートナー13社と国内外のスタートアップ53社を採択したと発表している。日本を含む12ヶ国のスタートアップが採択され、2018年9月5日〜6日の2日間に渡って、Batch1の3ヶ月間の成果を発表するEXPO(エキスポ)を開催する予定になっている。
日本におけるInsurTech分野は誕生したばかり。今後、スタートアップ企業がどのような成長をとげるのか注目したい。
※1:ここでいうBatchは、3ヶ月の単位を指す。2018年6月~9月で実施するアクセラレーションプログラムの名称でBatch1としており、前回の第1回アクセラレータープログラムはBatch0(バッチゼロ)である。