保険業界初、SBI損保が自動車保険の支払手段としてApple Payを導入

2018年3月1日、SBI損害保険株式会社(以下、SBI損保)は、「SBI損保の自動車保険」における支払手段の1つとして、保険業界で初めてApple Payを導入した。

■Apple Payとは
Apple PayはiPhoneなどのApple製端末を使用することで、より簡単に、クイックに、そして安心、安全に交通機関や、店舗、アプリケーション、ウェブサイトでの支払いに利用できる決済サービスである。

オンラインでの支払いでは、指紋認証センターのTouch IDでボタンに軽く指を触れるか、iPhone XではサイドボタンをダブルクリックしFace IDで支払いすることができる。
そのため、配送先や連絡先、クレジットカード番号などの情報を購入ごとに入力する必要がなく、外
出先でも簡単に支払ができる。

Apple Payの特長は、必ず本人の指紋認証が必要となるため、第三者に決済されることがなく、クレジットカードの不正使用を防止することができるため、クレジットカードを単独で使用する際よりも、安全性が確然に向上する。

■Apple Payを利用した保険料金の支払い方法
4ステップで支払いが完了するシンプルな構造になっている。
①保険の契約確認
②支払い方法からApple Payを選択
③Touch IDまたはFace IDで認証
④契約手続き完了

■Apple Payの安全性
Apple Payでは安全性と個人情報の保護がキーポイントとなる。Apple PayをiPhoneなどの端末に設定した場合も、ユーザーが所持しているクレジットカード番号はユーザーの端末やAppleのサーバーに保管されることはない。

ユーザー端末には、各端末固有のアカウント番号が発行され、暗号化された状態で安全に端末内のセキュアエレメント(支払い情報の安全な保管のために設計された業界標準の公認チップ)とよばれる場所に保管される。Apple Payを利用する際、ユーザーのクレジットカード番号が加盟店に通知されることはない。

■将来、日本にキャッシュレス化の時代が来るか?

海外はクレジットカードなどによるキャッシュレス化が進んでいるが、海外と比較すると、日本は現金主義であり、クレジットカードの利用率が低く、キャッシュレス化がなかなか進まない。
おそらく、クレジットカードの紛失・悪用、後払いのため、支払い管理などが面倒などが考えられる。
特に前者が懸念事項なのではないだろうか?

Apple Payのようにスマートフォンでカード情報・支払い履歴を一元管理することができ、指紋認証による本人しか確認できないしくみが受け入れられれば、キャッシュレス化に拍車がかかるだろう。

※Apple Payを利用するにはiOS 10.1以降が必要である。
※Apple Payに対応している端末や詳細は下記参照。
Apple Pay対応端末について:https://support.apple.com/ja-jp/KM207105
Apple Pay詳細:http://www.apple.com/jp/apple-pay/