ソラーズ、保険業界2024年の展望に関するレポート公開 ~データマネジメントの強化とクラウド活用が鍵~

金融業界のDXをビジネスアドバイザリーとシステム導入の両輪で支援するソラーズコンサルティング(以下ソラーズ)は、欧米及びAPAC地域の業界有識者との意見交換や経済統計等を取り纏め、2024年における業界の展望をまとめたレポート「Against the Wind~2024年保険業界の市場動向とテクノロジー~」を公開しました。
再保険コスト上昇、インフレと高金利による経済的影響など、昨今の保険会社はあらゆる方向からの向かい風に直面しています。本レポートでは、ヨーロッパ(イギリス、ドイツ、中東欧、フランス、北欧諸国)、アメリカ、日本、オーストラリアそれぞれの地域について、市場に影響を与えうる各種の要因や業界が取り組むべき課題およびその解決に向けたDX戦略に着目しつつ、向こう1年の業界動向を予測します。

インフレによる経済的な打撃に加え、再保険料の高騰や度重なる自然災害による巨額の保険金支払いによって、保険会社はさらなる負担を強いられています。この状況は2024年も改善の見込みはありません。
こうした事態を視野に入れ、保険会社は保険引受や損害サービス業務の領域でのテクノロジー導入を進め、業務改善やコストの削減に注力する動きが各国で見られています。また、AIの利活用に期待が膨らむ中、その効果を最大限に発揮するため、データマネジメントの強化やクラウド導入がデジタル戦略の主軸に据えられるようになってきました。
加えて、EUの諸規制やブループリント・ツーによるロンドン市場の近代化などに後押しされるように、グローバルな規模でのデータ主導のビジネスモデルが推進されることが今後も予測されます。
 

ソラーズのチーフ・セールス・オフィサー、ニールス・ザイデルフェルトは、「AIは保険ビジネスを根本的に変えようとしています。ただ、それを活用するには、ITインフラへの投資が前提条件となります。保険会社は損害サービスにかかるコスト削減の戦略を強化し、保険募集や引受業務の自動化を通じて費用対効果の高いビジネスモデルの確立に注力するでしょう。」と述べています。

日本の市場に目を向けると、日本の保険会社の海外事業は業績が好調となっています。デジタル変革に向けた取り組みが進む中で、こうした海外子会社や日本に進出しているインシュアテック企業が国内保険市場のDXに少なからず刺激を与えるでしょう。

ソラーズのマネージャー兼日本事業統括のイェレミ・ナザルックは次のようにコメントを寄せています。「業務効率化と顧客ファーストなサービス提供の実現のため、データドリブンなアプローチを模索する動きがさらに活発化するでしょう。一方で、アジャイル型のITマネジメントやDevOpsを受容する組織文化への変革やIT人材の確保・育成といった積年の課題にも取り組みを強化すると考えられます。」

2024年にはアメリカやイギリスの総選挙もあり、EUでは加速するであろうデータ利用やAIに関する法的枠組みの整備などが、各国保険市場にどのような影響を与えるのか注目に値します。


保険業界2024年の展望に関するレポート 「Against the Wind~2024年保険業界の市場動向とテクノロジー~」レポート全文(日本語)は下記のリンクよりダウンロードいただけます。
https://sollers.eu/ja/insights/insurance-industries-report-2024/

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