保険業界の採用動向とは

保険業界で着目されているインシュアテック(InsurTech)。

保険×技術(Technology)で改革していくことで、保険業界の課題をクリアにし、新しい商品・サービスを生み出していくことに期待されている。特に、人工知能(AI)・ブロックチェーン・ビッグデータ・ウェアラブルは新しい技術であり、魅力的に感じるInsurTech分野に携わりたい人間は少なくないのではないだろうか。

今回は、外資系人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(以下、ヘイズ)がまとめたレポートがあったので、こちらを紹介したい。

 

保険業界の求人事情について

インシュアテックが発展している中、保険業界で仕事をしたいと考えている人間はどのくらいいるだろうか。

 

ヘイズのレポートによれば、保険業界の採用状況は困難であるようだ。どの業界も人手不足が問題視されているが、保険業界も例外ではない。

保険業界は依然として従来型のセールス・プロフェッショナルを採用しようとしており、なかなか新しい方法を見出せない状況のようだ。さらには、転職採用者も保険のプロフェッショナルを求められており、畑が異なる転職希望者には狭き門のように思われる。

しかし、このような難題もインシュアテックの技術を利用すれば、保険業界未経験者も保険業界に飛び込めるかもしれない。

 

インシュアテックが保険の販売方法を変化させる

保険商品を売るためには、膨大な知識が必要となり、さらには保険職員の販売スキルを上げなければならず、教育していく必要がある。

 

そこでインシュアテックが大いに活躍するのではなかろうか。

保険職員をサポートするために、ビッグデータを解析し、AIが提案をアシストすることにより、営業しやすくなる。そう聞くと、営業するのが楽しくなるのではないだろうか。お客様の望んでいる保険を、一緒に探すということが、ちょっとしたゲーム感覚になるのかもしれない。

 

日本のインシュアテックの歴史ははじまったばかり。

今後、インシュアテックを活発化させることで、保険業界の課題を洗い出し、問題解決していくだろう。