2018年7月10日、MS&ADインシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損害保険株式会社（以下、あいおいニッセイ同和損保）および米国子会社 Aioi Nissay Dowa Insurance Services USA Corporation（以下、AIS）は、米国の保険持株会社であるNational General Holdings Corp.（以下、NGH）と米国保険事業における共同取組に関する3社間の業務提携およびあいおいニッセイ同和損保によるNGH優先株式30百万ドルの取得に合意したことを発表した。今後も成長が見込まれる米国市場において、テレマティクス自動車保険、先進技術分野における保険商品・サービスの研究開発等に共同で取組んでいくことを主な目的とする。
AISおよびトヨタグループによる共同出資会社であるToyota Insurance Management Solutions USA, LLCが米国で推進しているトヨタのコネクティッドカーを対象とした運転挙動反映型テレマティクス自動車保険について、NGHは米国複数州で引受保険会社として参画し、パイロット事業を支援していく。また、ライドシェア、 カーシェアなどのモビリティ分野でも当社と協力して研究開発していく。
NGHはニューヨークを本社とする保険持株会社であり、創業は1939年にまでさかのぼり、自動車保険を中心に住宅所有者保険、傷害、健康保険等の個人向けの保険商品を取り扱っている。NGHは米国市場中心に事業を展開しているが、日本の保険会社との業務提携ははじめてとなる。
なお、今回の提携内容は、①米国において、NGHと共同でテレマティクス保険商品の開発とパイロット事業を展開、②ライドシェア、カーシェアなどモビリティ分野における保険商品やサービスの開発・研究、③先進技術分野における協業、共同研究、共同出資等の検討、④研修生の派遣等による人財交流や保険商品・サービスノウハウの共有等による相互活用、である。
あいおいニッセイ同和損保は、テレマティクス自動車保険を注力し、InsurTechの領域に勢いをつけていく。
