AIチャットボットをご存知だろうか?
保険業界において、AIチャットボットを業務に取り入れる企業が増えていたため、この言葉を耳にすることが増えてきた。
最近では、LINEを利用したAIチャットボットも登場している。例えば、ペット保険を扱うアニコム損害保険株式会社(以下、アニコム)では、ペット保険に関して、LINE上に表示される質問に答えていくと見積りや申込みが簡単にできる。
では、AIチャットボットとはどのようなものか、どのようなメリット・デメリットがあるのか、見ていきたい。
■ AIチャットボットとは?
保険商品に関する相談を行う場合、お客様はオペレーターに相談することが一般的であった。AIチャットボットは簡単にいってしまえば、人間の代わりにコンピューターが自動応答する技術である。
■AIチャットボットのメリット・デメリット
AIチャットボットは手持ちのパソコンやスマートフォンでインターネットにアクセスできれば利用ができる。そのため、わざわざ保険会社の窓口に足を運ぶ必要もない。
また、AIチャットボットは非常にシンプルな質問で構成されており、保険加入手続きの煩雑さを解消を行うだけでなく、申込用紙に記入する手間もなくなるため、ペーパーレス化ができ、データ管理することができるため、契約者・保険会社の双方で契約情報を共有することが可能となる。
さらに保険会社は、お客様の対応をAIチャットボットに代替できるため、人件費を削減することが可能だ。
逆にデメリットは、AIチャットボットにて質問回答できないイレギュラーな内容があった場合は、オペレーターが直接対応するなど、対策が必要である。
■AIチャットボットには2種類のAIがある
AIチャットボットには、ルール型AIと機械学習型AIが存在する。
ルール型AIは決まった質問に対して、回答をするだけのため、人工知能とは言いがたい。機械学習型AIは人間のように自ら学習していくため、回答パターンを増やしていくものであり、将来的には機械学習型AIが増えていくだろう。そのため、近い未来、オペレーターが不要になる時代が来るかもしれない。
AIチャットボットについていかがだったろうか?AIチャットボットはこれから加速的に誕生するだろう。小さい頃に見たSF映画のような、AIを搭載したロボットと共存する時代が現実になるのではないだろうか。
※1:モビルス、アニコム損保向けにAIチャットボットを開発(http://mobilus.co.jp/info/news/4346)