インシュアテックとブロックチェーンのiBeedが5,000万円超の資金調達を完了!

2018年4月23日、インシュアテック(InsurTech)のスタートアップである iBeed 株式会社(以下、iBeed)は、アイビーシー株式会社(以下、IBC)、ガルシア&カンパニーおよび経営陣を引受先とする5,047万円の第三者割当増資を完了したことを報告した。

■資金調達の目的
iBeed は保険事業者向けの保険証券の管理プラットフォームを基軸としている。個人向けの加入保険をポートフ ォリオで管理できるスマートフォンアプリ「iChain保険ウォレット」およびブロックチェーンベースの保険業務プラットフォーム「iChain Base」の開発を進めているが、今回の資金調達をもって、開発チームおよびオペレーションチームの拡充を図る。

iBeedの取締役COOである後藤 康成氏は、「保険×ITであるインシュアテック市場は今年に入り大きな注目を集めており、今後急激な成⻑が期待できる市場。このような成⻑市場の中で iBeedは保険業務をブロックチェーン技術により支援するプラットフォーム「iChain Base」の開発を進めているが、今回の資金調達にて「iChain Base」の開発を加速させ早期に市場に投入させる。」とコメントした。

■「iChain保険ウォレット」について
「iChain保険ウォレット」は個人向けの加入保険のポートフォリオを管理できるスマートフォンアプリである。保険契約者、保険金受取人、保険金、保険期間および保険証券をスマートフォンで閲覧できる。保険金受取人と契約情報を共有できるため、もしもの場合の保険金申請がスムーズにできる。

■「iChain Base」について
「iChain Base」は保険事業者向けの保険業務プラットフォームである。保険証券情報をブロックチェーン上に保存することで安全性、信頼性が担保された環境で、保険証券や保険金支払いプロセスを管理する。保険事業者の基幹システムとAPI(Application Programming Interface)※により連携され、「iChain保険ウォレット」により保険契約者に対して保険証券情報を提供する。

■今後の展望
iBeedは今回の資金調達で保険業界向けブロックチェーンプラットフォームの開発にかなり力を入れてきた。開発の加速が増すことで、はたしてどのようなインシュアテック商品が誕生するか着目していきたい。

※API:自己のソフトウェアを一部公開して、他のソフトウェアと機能を共有できるようにする機能。