ウェルスナビ、SBI証券、Fan社、ネットとリアルを融合した資産運用を推進

投資でも保険でも営業職員による対面での提案が多い。
しかし、近年、この対面スタイルが変わりつつある。
IT技術が日進月歩で進化する中、ビデオ通話・ロボットによる提案が増えてきた。

2018年3月1日より、ウェルスナビ株式会社(以下、ウェルスナビ)は、株式会社SBI証券(以下、SBI証券)および株式会社Fan(以下、Fan社)と連携し、ネットとリアルを融合させた資産運用サービスを開始した。

■3社連携による取り組み
登場するサービスは「投資信託相談プラザ」、「WealthNavi(ウェルスナビ)」の2つである。

【投資信託相談プラザ】
富山、東京、神戸などで展開する独立系ファイナンシャルアドバイザー(Independent Financial Advisor:IFA)。Fan社が運営する。

【WealthNavi】
ロボアドバイザーによる自動資産運用サービス。

発表によると、今回の取り組みで「投資信託相談プラザ」により、IFA・Fan社を通じ、「WealthNavi for SBI証券」などロボアドバイザーによる自動資産運用サービスに関心を持ったお客様へ、専門家がコンサルティングする仕組みができたという。

具体的には、Fan社がインターネットを通じ、「投資信託相談プラザ」やセミナーで来店・来場したお客様に、対面による専門家のコンサルティングが受けられることを告知し、ロボアドバイザーにより、お客様の関心にあわせた「WealthNavi for SBI証券」の活用について提案を行う。

■WealthNavi for SBI証券とは?
「WealthNavi for SBI証券」はSBI証券のお客様向けにカスタマイズした次世代の自動資産運用サービスである。一見変わっているが、ノーベル賞を受賞した理論などに基づいた資産運用アルゴリズムを用い、お客様の資産をお客様に代わって自動で運用する。
このサービスは、2017年1月よりサービスを開始しており、個人投資家にインターネットを通じて次世代型金融サービスを提供することを目指している。預かり資産が3,000万円(税別)までならば、年率1%※という低価格かつシンプルな手数料で、手軽に世界水準の金融アルゴリズムを利用できる点が評価され、昨年12月にはサービス開始後わずか1年弱で残高200億円を突破するなど、多くのユーザーに利用されているという。※3,000万円(税別)を超える部分は0.5%ロボアドバイザーはウェルスナビ、お金のデザイン、マネックス・セゾン・バンガード、楽天証券などで運用されている。まだまだ、始まったばかりのサービス。これから、どのように進歩していくのか注目である。

この記事を書いた人

三村 恵ライター

電機メーカー・商社・SIer会社で10年間、システムエンジニアとして従事し、金融機関にシステム提案を行った。退社後、フリーランスに転身。システムエンジニアとして得た知識で、IT技術をわかりやすく説明したライティングを得意とする。