Sasuke Financial Lab、ロボット保険アドバイザー「Donuts(ドーナツ)」の開発・サポート強化のため、総 額5000万円の資金調達を実施

Sasuke Financial Lab株式会社は、KLab Venture Partners、Global Catalyst Partners Japan、マネックスベンチャーズを引受先とする第三者割当による新株予約権の発行により、総額5000万円の資金調達を完了したことを発表した。今回、調達した資金は、ロボット保険アドバイザー「Donuts(ドーナツ)」の開発およびサポート体制の強化に用いる予定だ。また、同時に事前会員登録を開始した。

■Donutsとは?
Donuts(以下、Donuts)は個人が行う生命保険・医療保険選びを自動化することができる。ユーザーは7つの質問に答えるだけ。ドーナツを選ぶ感覚と同じように、保険も簡単に選べるという。

保険選びが得意な人間は少ない。代わりにDonuts独自のアルゴリズムがユーザーごとにカスタマイズした保険のベストプランを作成・提案する。ユーザーは提案された商品に加え、Donutsが取り扱う複数の保険会社の商品の中から自由に加入申し込みが行える。Donutsがユーザーの「どの保険が自分に合っているのか?」という疑問に応えてくれる。

Donutsが提案する商品はインターネットなどで手続きが完結する非対面商品に特化しているため、直接、店舗に足を運んで保険を相談する必要ない。自宅にいながら保険の加入・見直しを即座に行うことができるため、気軽に手続きができる。見直しも1分でできるため、時間がかなり短縮される。

これまで生命保険・医療保険選びは、その商品の複雑さから対面によるコンサルティングが主流だった。しかし、若年層(20代、30代)を中心に非対面ニーズは高まっており、こうしたニーズに応えるため、自動化サービスの提供にいたった。

一度、契約した保険はなかなか見直すことがない上、保険を契約した以来、そもそもどのような保険サービスを契約したか、内容すら覚えていないユーザーも少なくないだろう。商品が複雑というのも、約款が多くつづられており、サービスのルールを完全に把握することも難しく、見落としてしまうこともあるだろう。そのようなことから、保険に抵抗を持ってしまうのではないだろうか。

この記事を書いた人

三村 恵ライター

電機メーカー・商社・SIer会社で10年間、システムエンジニアとして従事し、金融機関にシステム提案を行った。退社後、フリーランスに転身。システムエンジニアとして得た知識で、IT技術をわかりやすく説明したライティングを得意とする。