2018年7月31日、最新のテクノロジーを活用して、新しい保険サービスを提供する株式会社justInCase(以下、justInCase)は、第一弾商品であるスマホ保険の約款をjustInCaseのGithubページ(https://github.com/justincase-jp)上に公開した。
【約款をわかりやすくするために】
約款は、保険契約の契約内容が記載されたものだが、一般的に必ずしも保険に精通していない消費者には読みやすいものとはなっていない。justInCaseも、可能な範囲で平易な言葉にするなどの工夫をしている。
justInCaseは、「保険を身近にする」ことをミッションの一つとして掲げている。
スマホ保険の約款を、ITエンジニアの世界では使用が当たり前となっている、Git上にアップすることで達成を目指す。
Githubにおいて、保険業界関係者、法曹界関係者、規制当局関係者、そして一般ユーザーからのコメント(Gitの専門用語ではプルリクエストもしくはプルリクと呼ばれる)を受け付ける。
受け付けられたプルリクは、justInCaseがレビューを行い、変更可能性を検討する。
今後、受け付けたプルリクを元に、よりわかりやすい保険約款として、アプリで加入する保険のスタンダートとなる約款を作成していく。
Gitは、プログラムのソースコード等を共同開発して書く際に使用される、分散型バージョン管理システムであり、ITエンジニア等に広く使用されている。
【国内外の前例】
justInCaseの把握する限り、通常、各保険会社が紙ベースもしくは各社のウェブサイト等でpdf形式で公開される保険約款を、Git上にmarkdown形式で公開するのは日本初と理解している。
海外では、米国のデジタル保険会社である、Lemonade社が類似の試み(https://www.lemonade.com/policy-two)を2018年5月に行なっている。
justInCaseは、ITサービスでは当たり前のように提供されるテクノロジーを活用し、また、海外の事例も積極的に取り入れ、今後も保険を身近にするため、様々な試みを行なっていく。