2018年3月29日、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命は、AIを活用した対面営業支援システムを展開することを発表した。生命保険の対面募集業務においてAIを活用する取組みは業界初(※1)となり、現在、特許を出願中である。
※1:お客さまとのやり取りに応じて話題や質問をレコメンドする機能など。
2018年3月現在、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命調べ。
■開発の背景
・損保ジャパン日本興亜ひまわり生命は、お客さまに今までにない新たな価値を提供することにより、日本一革新的な生命保険会社になることを掲げ、AI技術を積極的に活用している。
・現在、保険金・給付金等の支払業務効率化に向けてAIを導入している(※2)が、今般、募集業務において、お客さまの反応・満足度分析等にAI技術を導入することにより、募集品質の向上を目指す。
※2:2018年3月29日 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 ニュースリリースAI活用による保険金・給付金等支払業務の効率化
http://www.himawari-life.co.jp/~/media/himawari/files/company/news/2017/a- 02-2018- 03-29.pdf
・損保ジャパン日本興亜ひまわり生命が2015年9月に実施した「保険に関するアンケート」では、お客さまは生命保険の加入の際にAIを利用したいというニーズがある一方、コミュニケーションの観点から、募集人との信頼関係や募集人による共感が極めて重要であることがわかっている。
・損保ジャパン日本興亜ひまわり生命は「お客さま」と「募集人」と「AI」が三位一体となって、お客さまの夢や将来像を共有し、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の募集人が最高品質のコンサルティングを展開することを目指し、対面営業支援システムの開発を行った。
■対面営業支援システムの主なポイント
・対面営業支援システムで、お客さまとの面談で蓄積したデータ(使用した資料、話題の順番、お客さまの評価など)をAIで分析する。
・優績募集人の面談データを蓄積し、お客さまの志向や性格、募集人の説明に対する評価や満足度を分析することで、お客さまとのコミュニケーションに応じた適切な話題や質問を適切なタイミングでレコメンドする。
・面談中に音声で必要な資料を検索したり、画面を変遷させたりすることができる。
・面談終了時に、面談結果が自動で表示され、作成したライフプランをタイムリーに振り返ることができる。
■今後の取り組み
2018年3月に、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の直販社員である「ライフカウンセラー」で先行展開を行う。その後、順次拡大を図り、これまで以上にコンサルティング提案の支援を進めていく。