iXledgerの最新ブログ記事が更新され、記事上でプロダクトの動画が公開されました。
これまでも、ホワイトペーパー・ブログ・Slackなどで情報は発信されていましたが、プロダクトのイメージが動画で見られるのは初めてです。
本記事では、動画のキャプチャ画像および音声(直訳)を引用しながら、iXledgerにどんな機能が実装されてようとしているのかをご紹介します。
ブログの本文の内容も日本語でご紹介します。
ついに公開されたプロダクトイメージ動画
今回アップロードされた動画はこちら↓です。
動画を基に、各画面の機能をご紹介します。
Home画面 〜一覧で入札ステータスを確認可能〜
iXledgerは次世代の保険マーケットプレイスです。
私たちはEnd-to-Endの解決策をブローカーと保険会社に提供するためにブロックチェーン技術とスマートコントラクトを用いています。
市場の他のどのサービスよりも速く、直感的で、安全です。
キーとなる情報のまとめがホーム画面に表示されます。
オープン入札とそのステータスが上部に表示され、1か所から簡単に追跡することができます。
まずは、Home画面です。
画面の最上部には、OPEN TENDERS(公開中の入札)が表示されています。
サンプルとして3つのボックスが並んでおり、それぞれのステータスが表示されています。
Quoting(見積もり中)、Negotiating(交渉中)、Signing(契約中)の三つのステータスがあることが見てとれます。
再保険における業務プロセスの順になっているということでしょう。
更に、細かくみていきましょう。
ステータスがQuoting(見積もり中)の行の横には、「12 Quotes」という表示があります。
12の見積もりが届いている、ということを表していると推察されます。
ステータスがNegotiating(交渉中)の行の横には、「3 Message」という表示があります。
もらった見積もりの中から交渉を始めることができ、そのメッセージが3通届いている、ということを表していると推察されます。
ステータスがSigning(契約中)の行の横には、「Sign」という表示があります。
こちらをクリックすると、契約にサインする画面に飛べるのだろうと推察されます。
OPEN TENDERSの下には、左から順に、RECENT TENDERS(最近の入札)・TENDERS PER MONTH(月ごとの入札件数)・NEW MESSAGES(新しいメッセージ)の欄が続きます。
更にその下には、NEWSの欄もあります。
Marketplace画面 〜保険をプラットフォーム上で売買する〜
新しく入札を行うのは簡単です。
あなたの詳細情報を入力して、ドキュメントをアップロードしてください。
あとは、プラットフォームがその後の作業を推進してくれます。
MarketPlaceの画面では、Create Tender(入札の作成)が可能なようです。
以下の情報を順に入力していくようです。
- プログラム名
- 国、地域
- 保険種類(画面では、Motor:自動車、となっている)
- 保険金額
- 保険料
- 入札を複数に分割可能か
- 保障期間
- 情報提供(Request for Information)の期限
- 見積もり(Quote)の期限
そして、ドキュメントをアップロードする画面があります。
どのようなドキュメントをアップロードするのかは動画からは分かりません。
再保険の入札を受けるために必要な情報が記載されたトキュメントをアップロードするのだと推察されます。
あなたがブローカーであっても、保険会社の人であっても、すぐにより広い市場へ到達することができます。
あなたの流通費の削減と最新の利用可能な通貨データへのアクセスが見込めます。
13社の入札をするinsurers(ブローカー・保険会社)が見つかったことがわかります。
安全でチェックされている、メッセージのやりとりと同時に複数の見積もりを扱うことで、ミーティング、電子メールや書類の無駄をカットします。
iXledgerによって誰もがより簡単に合意に達することができます。
テキストチャット上で、複数のブローカー・保険会社とやりとりをして、合意に達していくことが可能だと推察されます。
今までにない安全なブロックチェーン環境で、遅滞なくデジタル署名を確認し、合意の輪を広げましょう。
スマートコントラクトが活用されており、WEB上でサインをするだけで、契約が完了するようです。
個人アカウント画面 〜IXTの残高を確認〜
ブロックチェーンのプラットフォーム上でIXTによって支払いは安全に行われます。
請け負っている取引は合理化されており、高い透明性が担保されています。
個人アカウントでは、自分のプロフィールを編集できます。
また、IXTの残高も確認することができます。
その他画面
動画ではPortfolio・Teamの項目の画面は公開されていません。
動画の最後には、以下のような表示が出てきます。
このプラットフォームはまた、保険料、支払い請求、ポリシー管理をすべて既存のワークフローとITシステムに継ぎ目なく統合してサポートします。
これらの機能もこれから公開されるかもしれません。
WhitePaper掲載時よりもパワーアップしたUI
今回の動画のUIと、WhitePaperに掲載されていたUIを比較してみましょう。
今回の動画のUIはこちら↓。
WhitePaperのUIはこちら↓。
UIがかなり改善していることが見てとれます。
後述する記事の中にも書かれている、UXデザインエージェンシーと連携したことがUIの改善につながったのでしょう。
チームメンバーの拡充と開発体制の強化中
開発の進捗 〜UI/UXの最適化と基盤の構築〜
組織、チーム、権利団体、ユーザーのためのコアとなる機能を実装している。
UXはデザインエージェンシーを利用した。
<主な実装内容>
- UI,UXの最適化
- 保険専門家用のLinkedInタイプの機能提供
- Oracleフレームワーク(Oracle及びOracle対応の契約)
- ブロックチェーンの監視
- Oracle対応コントラクトによるクエリイベントの監視
- 要求されたデータの呼び出し
- 将来の発展の基礎となるインフラを構築した。
- システムのテストカバレッジと自動化に重点を置いてきたが、そのテストフレームワークも上記の作業と共に開発された。
UXに関しては、デザインエージェンシーを利用したとあります。
上述の通り、UI/UXの大幅な改善につながっていることが見てとれます。
また、Oracleを活用したインフラ構築に進捗があったようです。
更に、テスト用のフレームワークの導入したとあります。
チーム体制 〜Blockchainエンジニアを補強し、UIエンジニアも近々補強完了〜
直近では新しいチームメイトが10/23(月)に加わる。
Blockchain開発者であり、LinmaoとValdiと共に働くこととなる。
またもう一人のUI開発者がリクルーティングの最終段階にあり、その採用によって、チームがフルキャパシティになる予定だ。
Blockchainの開発者が10/23に補強され、UIの開発者はリクルートの最終段階にあるとのことです。
データ定義 〜保険業界標準に沿ったデータ定義の進捗〜
Enquiry、RFQ、Quoteの機能の構築を進めている。ACORDの基準に従って進めることに集中している。
ACORDは、日本だと耳にすることはありませんが、保険業界内でやりとりされるデータの定義を定めている非営利組織です。
データの定義を統一化させることで、データ品質と情報交換を向上させることを目的としています。
iXledgerもACORDのメンバーであり、ACORDの基準に則って、データのやり取りを進めて行くようです。
各所での宣伝活動
CEOのIngemar Svenssonは、スイス再保険の開催したBlockchain Forumに招かれて話したようです。好意的な反応があったと書かれています。
COO & PresidentのCristina Dolanは、Bloomberg BNA New York eventにて、話したようです。
最後に
今回は、かなり綺麗なUIを動画で確認することができました。
チームメンバーの補充やインフラの構築なども着々と進んでいるように見受けられます。
今後に期待したいです。