太陽生命、ITを駆使した新しい営業活動の実現

201887日、T&D保険グループの太陽生命保険株式会社(以下、太陽生命)は、富士通株式会社(以下、富士通)、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)およびネオス株式会社(以下、ネオス)と、新しいコミュニケーションによりお客様とつながる次世代携帯端末「太陽生命コンシェルジュ」を開発しましたことを発表した。

 

太陽生命は、2012年に「保険契約支援システム」(※1)を導入し、それまで紙媒体で行っていた保険契約の申込みについて、営業職員が携行する携帯端末に署名することで完了させるなど、手続きの完全ペーパーレス化を実現している。

 

この度、この携帯端末が革新的な進化を遂げ、「太陽生命コンシェルジュ」として生まれ変わった。搭載した各種新機能(※2)を通じて、お客様のさまざまな要望にその場で応えることができるようになる。新しいコミュニケーションによってお客様とつながることで、お客様の利便性向上とお客様サービスの進化を実現する。

 

太陽生命は、最新のITを駆使して、InsurTechに注力し、業務の効率化から新たな成長ステージへと歩みを進めていく。

 

1.提案機能の充実

これまでお客様へのプランの提示は、紙に印刷した設計書を作成してお客様に届けるスタイルだったが、「太陽生命コンシェルジュ」はAIを使った「コンサルティング・プレゼンテーション機能」により、お客様の要望を伺いながら、その場でさまざまなプランを自在に設計して画面上に表示する。

 

太陽生命のこれまでの販売実績データに基づき、お客様にとって最も理想的なタイミングでその場でお客様とコミュニケーションを深めながら納得いただけるプランを選定してもらい、申込み手続きを完了することができる。

 

2.加入手続きの簡素化

高性能の音声認識機能を搭載し、音声入力により健康状態の告知を受けることが可能となった。

手が不自由で字が書けない、難しい病名を書くことが億劫というお客様でも、音声入力することにより簡単かつスムーズに告知手続きを完了することができ、お客様の負担が大きく軽減される。

 

また、これまでプリンタ機能付きの決済端末によりレシート発行していた第1回保険料領収証等をペーパーレス化し、原則としてSMS(ショートメッセージサービス)によるメール配信とすることにより、決済手続きの完全ペーパーレス化を実現した。この決済サービスは、ドコモを通じて決済ウェア「Anywhere」(※3)を採用しており、新型の決済端末は生命保険業界最軽量となっている。

 

加えて、保険加入時に紙媒体での交付を行っていた書面(契約概要・注意喚起情報)を申込手続き画面上で確認できるようになった。

 

太陽生命は、徹底した業務の効率化を達成し、今後の新たな成長に向けて、最新のITを活用したお客様との最高のコミュニケーションの実現を目指していく。

 

※1)太陽生命の携帯端末による保険契約申込手続き、告知手続き機能等一連の「保険契約支援システム」の開発は、20153月および20173月に日本における特許権を取得している。

 

※2)この度開発した各種新機能については、特許権取得に向け特許出願を行っている。

 

※3)株式会社リンク・プロセシングが展開する決済事業のブランドで、決済端末、アプリケーション、決済センターをワンストップで提供する決済ウェアである。