2018年6月12日、ペット保険シェアNo.1(※1)のアニコム損害保険株式会社(以下、アニコム損保)は、コミュニケーションアプリ「LINE」のトーク上から保険の加入ができる、業界初(※2)のサービスを開始した。2017年に発表したLINEでの保険金請求サービスをはじめ、保険×テクノロジー(インシュアテック)を駆使することで進化を続け、顧客利便性の向上に努める。
1.本サービスの4つの特徴
(1)保険手続きの面倒さを、チャットボットで解消できる。
保険加入は、「項目が多くて面倒」「どこに記入するか分からない」など、不便な点が多く、アニコム損保においても、手続き途中であきらめてしまう人が多いことが課題だった。しかし、LINEでチャットボット(自動応答システム)を使うことで、そうしたお客様の負担を解消し、操作そのものの時間を従来の1/5程度に削減することができた。保険料の見積りだけなら、わずか30秒である。
(2)シンプルな操作性でサクサクできる。
操作は、直感的でとてもシンプルである。多くの方が使いなれた「LINE」のトーク画面で回答していくだけ。可能な限り、手入力の項目を減らし、タップ選択とすることで、サクサク進めることができる。
(3)「手続き」を「体験」へ変化させる。
コミュニケーションアプリならではの仕掛けも用意している。楽しみながら手続きを進められるよう、手続き途中で応援メッセージが表示されたり、手続き完了後には、ペットの写真付き保険加入お祝いメッセージが送られるといった工夫もしている。単なる保険の「手続き」ではなく、「体験」へと昇華させていく。
(4)個人情報保護への配慮が万全である。
氏名・住所・クレジットカード情報といった個人情報の入力は、LINEトークではなく、専用のWEBページで行う。万が一の事態が起きても、その履歴がトークに残らないよう最大限、個人情報保護への配慮をしている。
2.LINEを使ったサービスの実績
アニコム損保では、モビルス株式会社と協働し、2017年5月に最短1分で完結できるLINEのトーク上での保険金請求サービスを世界で初めて実装するなど、インシュアテックの分野において、独自の実績を積んできた。
このサービスは、リリース後1年で既に利用率が10%を超え、多くの契約者から好評を得ている。今回スタートする、LINEでの保険加入サービスにおいても、新たなインシュアテックの取組みとして、業界をリードしていく。
また、保険の手続きだけでなく、LINEを使ったCRM(Customer Relationship Management)にも注力する。
2017年6月には、契約者向けサービスとして、獣医師に直接LINEで相談できる『どうぶつホットライン 』を開始した。リリース後、約1年で獣医師への相談件数は、のべ4,800件以上にものぼる。ペットの体調に悩む飼い主が気軽に専門家へ相談できる窓口を設けることで、契約者の満足度向上に努めてきた。
2018年5月22日には、『#withlist~さよならまでにキミとやりたい3つのこと』といったLINE上で実施できるキャンペーンも開始し、対象を契約者以外にも広げたサービスを展開している。
※1 各社の2017年の契約件数から算出。株式会社富士経済発行「2018年ペット関連市場マーケティング総覧」調査
※2 チャットボットを活用した保険加入サービス。保険会社全94社のHP・LINE公式アカウントをもとに、アニコム損保が調査(2018年5月30日時点)