2017/12/03、著者:SHEFI BEN-HUTTA
現在85%の銀行取引がスマートフォン上で行われている。
通信事業会社である”Orange”はフランス全土に自身の銀行を立ち上げ、次はスペインとベルギーにも立ち上げる旨を表明している。Orange BankのCEOであるAndre Coisne氏によると、同社のイニシアティブはフランスのオンラインバンキング市場の25%を占めているそうだ。現在、ユーザーは(1)モバイル経由の支払い(2)SMS経由での送金(3)オレンジアプリによる口座収支、残高の確認(4)貯蓄口座へのお金の貯蓄を行うことができる。さらには(5)クレジットカードの登録機能も近日追加予定だ。
銀行事業と通信事業の協同
同社のモバイルバンキングサービスではインタラクティブなバーチャルアドバイザーが24時間いつでもユーザーの質問に対応する。また同社は”phygital”(フィジカルとデジタル両方)のアプローチを採用している。具体的には以下の通りに備えている。
- 訓練を受け認定されたIOBSP(銀行業務および支払いサービスの仲介業者)である約900名の”Orange”アドバイザー
- 銀行口座開設のための新しい専用エリアに構えた144の”Orange”店舗
銀行事業、通信事業、そして保険事業の協同
同社の銀行はパリの保険会社であるGroupamaと提携して開発され、フランス国内の3,700 店舗ものGroupamaまたはGan保険会社の代理店と、それらの所有する700万の顧客の流通ネットワークを活用することができる。
現時点で、Orangeはサービス開始に先立って関心を示していた25,000人の顧客をベースとして始まっている。
追記:この新しいイニシアチブで数ヶ月間働いていた Yvan、Marina、Morgane、Corinneは次のように述べている。
この記事は「Coverager」の記事を翻訳・転載したものです。
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