MassMutualの失敗したInsurTechの試み

2017/11/09、著者:SHEFI BEN-HUTTA

 

2016年6月、MassMutualはValoraLifeのローンチを宣言していた。

「オンラインで手頃な価格の生命保険をシンプルに素早く購入できる」というのが同サービスの特徴である。

そのサービスの「Term and Term Plus」という機能はテキサス州のヒューストンで最初に利用できるようになり、その後、他の州へと拡大していった。厳密に言えば、その数はなんと15州である。

また、ローンチの際に助っ人として著名なエンターテイナーであるMario Lopezを採用し、その上、金融関連テーマで二カ国語対応の教育ツールを作ろうとさえ企てていた。

これが当時のホームページ画面である。

 

 

そして、以下が現在である。

同社はTwitterのアカウントを閉鎖し、以下の重要な発表を10月26日にFacebookページに投稿した。

「ValoraLifeはMassMutualに移行しました。ValoraLifeは保険産業内の人々に対してシンプルさ、手頃な価格、イノベーションを目指して懸命に努めました。我々は165年以上生命保険のリーダーとして存在しているMassMutualの主導権を握っています。それが今我々が同様に簡単な申請方法でMassMutual Direct Termを提供している理由です。タイムリーな決定が求められています。さあ始めてみましょう。」

 

 

この記事は「Coverager」の記事を翻訳・転載したものです。

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