【DIA WHITE PAPER】2.コロナ自粛で変化した新たな住宅リスク

Digital Insurance Agendaより【DIA WHITE PAPER】の「SMART HOME」をお届けします。

スマートホーム

コロナによって在宅を余儀なくされている間に、わたしたちはあらゆる種類の新たな需要と機会を切り開いています。短期的にみると、住宅保険の普及がすでに進んでいるようです。まだしばらくの間、多くの方は在宅勤務をすることになるでしょう。当初は強制されていましたが、すっかり慣れた方も多いのではないでしょうか。以前はリモートワークを嫌がっていた企業も、今では実際に自宅から質を犠牲にすることなく多くの作業を実行できることがわかりました。これからも業務の大部分は自宅から行われ続けるでしょう。そしてこれには新しいリスクも伴います。たいていの方の自宅はネットの利用において安全な環境設計がされていないので、ハッカーにとっていいターゲットになります。

また自宅で過ごす時間が増えたことによってインテリアへの投資も増えています。あらゆる接続機器の購入といった自宅のデジタル化は理にかなっています。これは必然的に、保険会社が新しい付加価値を提供するために利用できる新たなデータフローをもたらします。

自宅で仕事をするようになり家にいることが当たり前になると、コロナが収束した後もサイバーセキュリティの重要性はさらに高まるでしょう。そのため、自宅をきちんと管理し保護できるよう、住宅保険、サイバーセキュリティ、接続機器と、あらゆる種類の予防的サービスを組み合わせた新しい提案が期待されます。

スマートホーム ROC-CONNECT

コロナがもたらした「新しい日常」によって、人々は住宅を選定し、アップグレードし、投資することになるでしょう。今こそコネクテッドホームエコシステムの一部となる絶好の機会です。ROC-Connectsのサービスプラットフォームとしてのスマートホームは、保険業界がデジタルホームの一部となり、顧客関係の改善、ゲーミフィケーション、そしてもちろんリスクの軽減から利益を得ることを可能にします。ROC-Connectsは不動産のレガシーデータをリアルタイムセンサーや行動データからのインサイトと組み合わせ、MLと分析し適用して、独自のスマートリビングスコアを計算します。ROC-Connectは現在、スマートホームへのアクセスをこれまで以上に高速かつコスト効率の高い方法で提供しています。新しいパートナーシップオプションを確認し、ビジネスをコネクテッドホームの未来に繋げてください。

ウォーターセキュリティシステム GROHE

水害は住宅にとってまさに共通した脅威の1つです。そのため保険業界の先駆者は、高い受け入れ率を誇る顧客へのソリューションとして、ウォーターセキュリティシステムGROHE Senseを採用しています。住宅所有者は自動的に水害を最小限に抑えるアクティブなシステムの恩恵を受け、保険会社は水関連の苦情や支払いが減るといった恩恵を受けることができます。また、製品と設置サービスが含まれているGROHEのエンドツーエンドソリューションの恩恵を受けることができます。このシステムは非常に信頼性が高く、GROHEは各保険会社とその特定の顧客ポートフォリオに応じたプロジェクトのROIを事前に算出し、保証付きで提供します。プロジェクトのROIが達成されなかった場合、保険会社はGROHEからギャップに見合った金額の払い戻しを受けることできます。

セキュリティ製品とプライバシー製品の提供による付加価値の提供

F-Secureほど、実際のサイバー攻撃の可視性に優れた企業はありません。彼らは何百人もの業界最高の技術コンサルタントによる比類ない脅威インテリジェンス、受賞歴のあるソフトウェアを実行する何百万台ものデバイス、そして人工知能の絶え間ない革新を利用して検知と対応のギャップを埋めます。大手銀行、航空会社やその他大企業が、この世界で最も重大な脅威に打ち勝つ取り組みに信頼を寄せています。F-secureは、トップチャネルパートナーと200社以上のサービスプロバイダーのネットワークと共に、誰もが必要とするエンタープライズレベルのサイバーセキュリティを確実に実現することを使命としています。
F-Secureは最近、既存のインターネットセキュリティ「F-Secure SAFE」を補完する、消費者向け身元保護アプリをリリースしました。F-Secure ID PROTECTIONは、公開された個人情報を検出するとすぐにユーザーに通知し、その状況への最善の対処方法を的確に提案するアプリベースのソリューションです。このサービスには使い勝手のよいパスワードマネージャーも含まれており、消費者が使用する全てのデジタルサービスにおいて、特有かつ強力なパスワードを使用できます。これにより1つのサービスが侵害されたとしても、消費者のデジタルライフ全体が危険にさらされるわけではなく、侵害されたサービスに対して新しいパスワードを作成します。

ID PROTECTIONの効果

ID PROTECTIONは、業界最速の違反検知と応当時間を誇っており、消費者はこれらのタイプの脅威に即座に対応でき、個人情報の盗難やアカウント乗っ取りのリスクを低減することができます。F-Secure ID PROTECTIONは、人知とダークウェブ監視の組み合わせを利用しており、業界トップの侵害検出機能を有しています。特に保険商品のように非常に重要な個人データの場合、顧客が自分の情報がいつオンラインに漏洩したかを最初に知ることが重要です。
F-secureのサイバーセキュリティ製品を活用することで、保険会社は競合他社との差別化を図り、ユーザーあたりの平均収益(ARPU)を高め、新しい収益源で売上を伸ばします。同時に、顧客ロイヤルティを高めて顧客離れを防ぎます。F-Secureの消費者向けセキュリティ製品は、10万以上の法人顧客、コンサルティングを介した300社以上の企業、そして数千万人の消費者顧客を保護しています。

 F-Secureとは?

F-Secureは1988年に設立され、30年以上の実績を持つサイバーセキュリティの世界的な先駆者です。フィンランドのヘルシンキに本社を置き、B to B製品と消費者向け製品の両方を直接販売している他、世界中の数千の再販業者や200社以上のサービスプロバイダを通じて販売しています。さらに、F-Secureは、世界中の法人顧客にセキュリティコンサルティングサービスを提供しています。F-Secureの従業員は1,700名を超え、世界中の約30のオフィスで働いています。ヘルシンキのNASDAQ OMXに上場しています。

「当社のサイバーセキュリティ製品は、ARPUを増加させ、顧客定着と顧客ロイヤルティを高めながら顧客を保護するため、保険会社にとって最適な製品であると確信しています。同時に、サービスプロバイダチャネルの専門知識を提供し、商業的な立ち上げから始まる顧客ライフサイクル全体にわたって、保険パートナーをサポートすることができます。」—F-Secureビジネス推進担当副社長 Paul Palmer